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ピアスタッフ〜支援される側からする側へ〜

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こんにちは、支援員の岩崎です。

 

みなさんは、”ピアスタッフ”という言葉をご存知ですか?

 

ピアスタッフとは、”当事者スタッフ”のことを言います。

 

精神疾患・精神障害の当事者の方が、それらを乗り越えて、自分の経験を活かして他の当事者の方の支援をする…といったものです。

 

「結局のところその人も当事者なのに大丈夫なの?」…なんて思われる方もいるかもしれません。

 

詳しくは後述しますが、確かに当事者であることがデメリットとなることもあります。

 

しかし、それ以上のメリットもあります。

 

では、それはどのようなものなのでしょうか?

 

 

ピアスタッフのメリット

 
福祉の現場で、ピアスタッフはとても重宝されています。

 

私が知っているとある施設では、ピアスタッフによる支援、ピアカウンセラーによるカウンセリングを大きな特色としているところもあります。

 

では、どうしてそんなに重宝されるのでしょうか?

 

その理由は、精神疾患・精神障害が、いわゆる身体的な病気や障害と違って目に見えにくいところにあります。

 

言ってしまえば、精神的な病気や障害というのは、実際に経験してみないとわからないことの方が多いのです。

 

そのため、相談する側、支援される側である当事者の方からすると、精神疾患などを経験していない人に相談をした際、話に食い違いを感じたりすることがあるといいます。

 

その点、実際に経験しているピアスタッフであれば、病気について、当事者と同じ目線で話し、考えることができるのです。

 

特に、同じ病気、同じ症状を経験している人であれば、似たような悩みを抱えていたりして、どうすればいいのかなど、情報交換ができたりします。

 

このように、当事者目線で見ると、理解してもらいやすく、また共感してもらいやすいことから、非常に相談しやすいと感じてもらえるのです。

 

また、支援する側としても、ピアスタッフは実際に当事者だったからこそ、ちょっとした会話の中で気付けること、わかることがあります。

 

例えば、普通のスタッフであれば、うつ病というものを知識として知っていても、実際にどんな気分になるのかはわかりません。

 

そんな時、うつ病の当事者だったピアスタッフであれば、相手の発言の裏に隠れた気持ちなどを、「もしかしたらこうかもしれない」と気付くことができるかもしれないのです。

 

もちろん、ひとえにうつ病といっても全員が同じ症状、同じ状況に陥るわけではないので、そこにも食い違いなどが出てくることはありますが、ある程度の予測を立て、「もしかして、こういうことですか?」と話を拾ってあげられると、相談した側も「この人はわかってくれた…!」と、心を開いていただけたりします。

 

ただし、この”実際に経験している”ということが裏目に出ることももちろんあります。

 

ここからはそういったデメリットについて書いていきます。

 

 

ピアスタッフのデメリット

 
ピアスタッフのメリットは、大雑把に言ってしまえば”当事者だからこそ”というものでした。

 

では、デメリットの方はどうなのかというと、やはり”当事者だからこそ”という結論になります。

 

具体的な話をしましょう。

 

ピアスタッフのメリットとして、当事者だったからこそわかることがある…といった旨の話をしました。

 

これは、本当に大きなメリットです。

 

しかし、それと同時に大きな落とし穴になる可能性も少なからず秘めています。

 

これは、実際にあった事例なのですが、ある時、うつ病の当事者だったピアスタッフのRさんが、同じくうつ病の当事者であるNさんから相談を受けました。

 

この時、Rさんは相談内容に対し、「同じうつ病なのだから、こうすれば解決するはずだ!」と、自分の経験や考え方を元にアドバイスをしました。

 

しかし、これが思わぬトラブルに発展します。

 

相談した側であるNさんは「自分はそういうことを言っているんじゃない!」と、憤慨してしまったのです。

 

どうしてこのような展開になったのか。

 

それは、ひとえに同じ病気でも、症状や考え方などは人それぞれであるということが一番大きい原因であると思います。

 

ピアスタッフの方が相談を受ける場合、どうしても、「自分の時はこうだった」という考え方になります。

 

しかし、それが相談している側にも当てはまるかどうかはもちろんわかりません。

 

そのため、ピアスタッフは当事者の方に「あなたにも当てはまるかはわかりませんが、これはあくまで一例として、私はこうしました」という旨を上手く伝えることが求められるのです。

 

そして、デメリットはもうひとつあります。

 

それは、ピアスタッフ自身が、相談内容に引きづられて(共感しすぎるなどして)、または調子の良くない時に相性の悪い方からの相談を受けるなどして、体調を崩してしまう…というものです。

 

相手の鬱々とした気持ちに共感しすぎてしまい、自分もそういった気分になって、そのまま再発…といったことも珍しくありません。

 

これも、実際に経験しているからこそ起こりうるデメリットだと言えるでしょう。

 

 

終わりに

 

いかがでしたでしょうか?

 

少なからずデメリットも存在するピアスタッフですが、それでもやはり当事者からの相談のしやすさ、共感してもらえること、分かり合えることというのは非常に重要で、またピアスタッフ自身も当事者を支援することを通じて自分を高めていくことができます。

 

ルーツでも、利用者さんの中でピアスタッフをやってみたいという人がいれば、それに向けて積極的に支援していこうと思っています。(実際に、この人ならいけそうだな〜って方もいます!)

 

また、まだルーツを利用していない方でも、将来ピアスタッフとして働くことを目指してみたいという方がいれば歓迎します!

そういった場合は、お気軽にお問い合わせただけたらとおもいます!

 

この記事を読んで、ピアスタッフに興味を持ってくださる方が少しでも増えてくれたら幸いです。

 
 

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