大人の発達障害。仕事の選び方【症状・特長・就職】 | 就労移行ITスクール

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大人の発達障害。仕事の選び方【症状・特長・就職】

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発達障害の分類

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発達障害は特徴によって、様々に分類されていますが、下の図のように、大きく3つにわけられています。

 

 


➖ ASD(自閉症スペクトラム障害)

 

自閉症、アスペルガー症候群、その他広汎性発達障害が含まれます。

最近では、100人に1〜2人存在すると言われています。

 
 

【特性】

★社会的なコミュニケーションの難しさ

★興味や行動の偏り(こだわり)

 
 

【特性の例】

・社会的コミュニケーションや対人関係が苦手

・人の気持ちを理解するのが苦手

・冗談や比喩が理解できない

・興味のあることを一方的に話し続けてしまう

・非言語的なサイン(表情・目配せなど)を読み取るのが困難

・同一性へのこだわりや興味・関心の狭い

・日課・習慣の変化や予定の変更に弱い

・特定の物事に強いこだわりがある

・聴覚・視覚・触覚など感覚が非常に敏感、または鈍感なこともある

→通常の会話のやり取りが苦手だったり、他の人と感情を共有することが少ないため、「わがままで自分勝手」、「空気を読まない」と言われてしまうことも多く、苦しんでいる方も多くいます。

 
 
 


➖ ADHD(注意欠如多動性障害)

 

年齢に見合わない、多動、衝動性、あるいは不注意などの症状が見られます。

大人の100人に1〜3人がADHDと言われています。

 
 

【特性】

★不注意

★多動

★衝動性

 
 

【特性の例】

・不注意

物をなくすことや忘れ物が多い

人の話を一定時間集中して聞けない

・衝動性

予測や考えなしに行動してしまう

相手の話を待てない

・多動

じっとしていられない

動き回る

しゃべりすぎる

→ADHDについてはこちらの記事(おとなとこどものADHD。実は才能が隠れてるかも!?)でも紹介しています。

 
 
 


➖ LD(学習障害)

 

全般的な知的発達には問題がなく、「読む」「書く」「計算する」などの特定の分野の学習だけが極端に困難。

 
 

【特性の例】

例えば、人よりも計算は出来るが、漢字が上手く書けないといった方や、文章のどこを読んでいるのかわからなくなってしまったりといったことがあります。

→努力不足と周りに判断されてしまうこともあるため、叱られたり、注意されることが増えると、自信を失ったり、やる気を失ったりしてしまう方もいます。

 
 
 
 

仕事で起こりうる問題

 
仕事や日々の生活で、なんだか上手くいかないな、、、と思っていても、自分の努力不足だと自分を責めてしまう方も多いのではないでしょうか?

発達障害の場合、下記に上げた代表的な問題が、「ときどき」ではなく「いつも」起きていて、日常的に悩んでいることが多いです。

 
 

【代表的な悩み】

・周囲とのコミュニケーションが上手くいかない。

・場の空気が読めず同僚との距離が離れてしまう。

・気をつけているのに忘れ物やミスが多く怒られる。

・仕事の期限が守れない。

・会議中など落ち着きがなくそわそわしてしまう。

・指示された仕事以外ができないので指示待ち人間と言われる。

・書類や机の整理ができない

・意図せず人を傷つけてしまいギクシャクする。

就職をした後に、人間関係が上手く行かなかったり、仕事でミスが続いたりと、問題が表面化して、不安症状やうつ症状を合併することもあります。

 
 

しかし、

できないことだけではありません。

できることと、できないことがある。

どんな人にも言えることですが、しっかりと覚えておいてください!

発達障害の方は、その凹凸が大きいということです。

得意なことにたいしては、ものすごい集中力や能力を発揮する方も少なくありません。

 
 

次に、「働きたい」という想いを叶え、「働く」事を楽しむために、どんな仕事が向いていると言われているか見ていきましょう!

 
 
 
 

ASD(自閉症スペクトラム)の方に向いている仕事

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【ASDの特長】

こだわりを持っており、ルールなどを守る。

高いコミュニケーションが求められるような仕事や、ルールが明確に定められていないような仕事はあまり合っていないといえます。

 
 

【向いている仕事】

こだわりを発揮でき、ルールのある仕事。ルーティーンの仕事も向いています。

・経理や財務、法務部門

・プログラマー

・エンジニア

・コールセンター

・部品の組み立てなどの作業

・学者

・職人

・自動車整備士

・清掃

など

 
 
 

ADHD(注意欠陥多動性障害)の方に向いてる仕事

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【ADHDの特長】

1つのことに興味を持つと、突き詰めて極める資質を持っています。

単純作業やミスの許されない仕事、マルチタスクになるようなものは、本人が苦痛に感じることが多いです。

 
 

【向いている仕事】

興味のある分野に特化しているような仕事に向いている方が多いです。

クリエイティブなスキルを持っている方も多く、企業のみならずフリーランスで活躍しているような方も!

・デザイナー

・プログラマー

・アーティスト

・ライター

・エンジニア

・研究者

など

 
 
 
 

LD(学習障害)の方に向いている仕事

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【LDの特長】

LD(学習障害)は、苦手なことと得意なことに個人差のある障害です。

自分の苦手なことと得意なことを把握することがスタートです。

本人の特性を理解し、向いている仕事を探しましょう。

 
 

【向いている仕事】

(例)

・算数障害

→計算業務のある仕事は苦手なので、その他の興味がある得意な業務で仕事を探す。

 
 
 
 

いかがでしたでしょうか?

いかがでしたか?

能力の凹凸はどんな人も持っていますよね。

大事なのは、強みを活かすことです!

あなたの持っている大きな強みや長所に目を向けて、「働きたい」という想いを叶えましょう。

まずは自分を知り、悩みのある部分は工夫をし、長所は伸ばす。

そのように一緒に就労を目指すことができればと思っています♪

 
 
 
 

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