うつ病の原因って、自律神経の乱れって本当? | 就労移行ITスクール

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うつ病の原因って、自律神経の乱れって本当?

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前頁の「どうしてうつ病になるの?その原因を探ってみた!」のページでは、あまり知られていない「うつの原因」と4つのストレスについてお伝えしました。

 

そして、あなたが感じたであろう「なぜ、ストレスがあるとうつになるのか?」という疑問を理解するために、

このページでは自律神経の基礎知識である「自律神経の乱れ」というテーマでお話していきたいと思います。

 

基礎知識の「自律神経の乱れ」が分からなければ、その先を理解することは不可能ですから、

ゆっくりでもいいので理解しながら読み進めていきましょう。

 
 

目次

 
 

① 交感神経と副交感神経
② 交感神経と副交感神経の働き
③ 終わりに
 
 

①交感神経と副交感神経

 
 
まずはじめに、「自律神経の乱れ」と深い関わりをもつ「交感神経と副交感神経」ついてお伝えしていきます。
 
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類の神経があります。

 

交感神経が働くと脳と体がいい意味でも悪い意味でも緊張します。

この緊張は脳や体を動かしやすくするためであり、主に日中に働きます。  るーとん2

逆に副交感神経が働くと脳も体もリラックスします。

究極のリラックスが睡眠ですから副交感神経は夜に働きます。

 

この副交感神経がきちんと働くことでぐっすりと眠れ、疲れも取れ、うつも治り、元気になるのです。

 

先ほど「どうしてうつ病になるの?その原因を探ってみた!」でお伝えしたとおり、4つのストレスが多いと、交感神経と副交感神経の働きが乱れます。

 

これを「自律神経の乱れ」といいます。

 

「自律神経の乱れ」とは通常ならば副交感神経が働かなければならない時に交感神経が働いてしまい、交感神経が働かなければならない時に副交感神経が働いてしまうことをいいます。

 

例えば、夜はぐっすり眠りたいと思ったとします。

そのためには副交感神経が働かなければならないのですが、交感神経が働いてしまって眠れない。

そして日中は働いたり遊びたいと思ったら。
夜はぐっすり眠れていますか?
そのためには交感神経を働かせないとならないのですが、副交感神経が働いてしまい眠たくなる。

 

あなたはこのような経験をしたことがありませんでしたか。

これはストレスが多くなったために自律神経が乱れている証拠なのです。

 

この自律神経が乱れている状態が続くことを「自律神経失調症」といいます。

そして、この自律神経失調症が悪化することで「うつ」になるのです。

つまり、自律神経の乱れが「うつの入り口」なのです。
 
「眠れないことなんか結構あるよ。それがうつなんていいすぎだ」と、思う方もいるでしょう。
しかし、不眠は自律神経が乱れている結果であり、うつの入り口であることを認識しなければなりません。

 

まだうつではないかもしれませんが、頻繁に眠れない夜を過ごしているなら、それは間違いなく自律神経失調症であり、うつへの入り口なのです。
もちろん、うつの方はすでに自律神経が乱れています。
 
 

② 交感神経と副交感神経の働き

 
 
そして自律神経には、我々が意識していないところを動かす働きがあります。
 
例えば心臓。あなたは心臓を意識して動かしていないですよね。

 

また、食事をした時にあなたが「胃を働かそう」と意識しなくてもあなたの胃は自動的に働いてくれています。

これらは自律神経がコントロールしてくれているのです。

自律神経はこのようにあなたが意識しなくても自動的に交感神経を働かせたり副交感神経を働かせたりして、心臓を動かしたり胃を働かせたりしています。
 
 

③ 終わりに

 
 
ここまで読み進んでいただいているあなたには、うつの原因が自律神経の乱れと深く関わっているということが、理解されてきたのではないでしょうか。

 

では引き続き、自律神経の基礎知識「自律神経の乱れ」を理解した上で、次の「自律神経のストレス反応」のページで、「なぜストレスがあると自律神経が乱れてうつになるのか?」という疑問について理解していきましょう。
 
お楽しみにお待ち下さい!
 
 
 

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