【大人の発達障害】「うまくいかない」には原因があるかも? | 就労移行ITスクール

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【大人の発達障害】「うまくいかない」には原因があるかも?

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「何をやっても、うまくいかない、、、自分の努力不足なのかな、、、」

そんな風に感じていても、実は原因は別のところにあるかもしれません。

今日は大人の発達障害についてご紹介します。

 

 

目次

① 大人の発達障害

② 発達障害の種類

③ 発達障害の症状

④ 一人で悩んでいる方へ。。。

⑤ おわりに…

 

 

① 大人の発達障害

 

 

発達障害とは、脳機能の発達のアンバランスさに原因があるとされ、生まれ持った発達上の個性(特性)があることで、日常生活に困難を着たしている状態を言います。

こういった特性は、自分でも他人でも「障害」とは気づきにくく、努力や工夫などを考えて行動していても、中々改善されません。

そのため、「どうして自分だけ上手くできないのだろう?」「努力してるのにうまくいかない。」と自分自身を責めたり、怠けているのではないかと周囲から誤解されてしまうことも少なくありません。

 

しかし本当は、発達障害の症状である場合、本人の努力不足などではなく、脳の発達特性によるものであると考えられます。

本人だけでなく、周囲も発達特性を理解して、適切に対応することができれば、状況が良くすることも出来ます。

 

今回は、ADHDだけでなく、発達障害を幾つか説明していきます。

 

 

② 発達障害の種類

 

 
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発達障害は特徴によって、様々に分類されていますが、下の図のように、大きく3つにわけられています。

 
 


➖ ASD(自閉症スペクトラム障害)

 

・社会的コミュニケーションや対人関係が苦手

人の気持ちを理解するのが苦手

冗談や比喩が理解できない

興味のあることを一方的に話し続けてしまう

非言語的なサイン(表情・目配せなど)を読み取るのが困難

・同一性へのこだわりや興味・関心の狭い

日課・習慣の変化や予定の変更に弱い

特定の物事に強いこだわりがある

聴覚・視覚・触覚など感覚が非常に敏感、または鈍感なこともある

 

→通常の会話のやり取りが苦手だったり、他の人と感情を共有することが少ないため、「わがままで自分勝手」、「空気を読まない」と言われてしまうことも多く、苦しんでいる方も多くいます。

 
 


➖ ADHD(注意欠如多動性障害)

 

・不注意

物をなくすことや忘れ物が多い

人の話を一定時間集中して聞けない

・衝動性

予測や考えなしに行動してしまう

相手の話を待てない

・多動

じっとしていられない

動き回る

しゃべりすぎる

 

→ADHDについてはこちらの記事(おとなとこどものADHD。実は才能が隠れてるかも!?)でも紹介しています。

 
 


➖ LD(学習障害)

 

・「読む」「書く」「計算する」などの特定の分野の学習だけが極端に困難

基本的には知能には大きな問題ないが、特定分野に理解・能力取得の極端な困難がある。

例えば、人よりも計算は出来るが、漢字が上手く書けないといった方や、文章のどこを読んでいるのかわからなくなってしまったりといったことがあります。

 

→努力不足と周りに判断されてしまうこともあるため、叱られたり、注意されることが増えると、自信を失ったり、やる気を失ったりしてしまう方もいます。

 

 

③ 発達障害の症状

 

 

発達しょうがいの分類を紹介しましたが、なんだか上手くいかないな、、、と思っていても、自分の努力不足だと自分を責めてしまう方も多いのではないでしょうか?

発達障害の場合、下記に上げた代表的な問題が、「ときどき」ではなく「いつも」起きていて、日常的に悩んでいることが多いです。

幼少期からずっと続いているというのも特徴のひとつです。

  


代表的な問題

 

・周囲とのコミュニケーションが上手くいかない

・場の空気が読めない

・気をつけているのに忘れ物やミスが多い

・仕事や家事の段取りが悪く、終わらない

・約束の時間や仕事の期限が守れない

・会議中など落ち着きがなくそわそわしてしまう

・衝動的に行動してしまう

・書類や机の整理ができない

・相手の気持ちを考えられない

・行動がパターン化していて、融通がきかない

 
 

発達障害をもつひとは、コミュニケーションをとったり、人間関係を気づくことが苦手です。また、うっかりミスが多かったりもします。

就職をした後に、人間関係が上手く行かなかったり、仕事でミスが続いたりと、問題が表面化して、不安症状やうつ症状を合併することもあるのです。

 

 

④ 一人で悩んでいる方へ。。。

 

 
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もしかしたら?と思い当たることがあって、悩んでいる方は誰かに悩みを打ち明けてみてください。

苦しい思いを打ち明けて、まずは自分が理解することが、まずは解決する第一歩になるかもしれません。

 
 


もしかしたら発達障害かもしれない、と思ったら相談できる場所

 

①医療機関

・精神神経科、心療内科など

まずは、自分の状態を知るために、診断を受けましょう。

一人で悩んでいる方も、自分の状況がわかれば、対処方法もわかり、前をむける一歩になります。

 

②行政機関

・自治体の福祉担当窓口

・発達障害者支援センター

・総合精神保健福祉センター

・ハローワーク など

具体的な対策を知りたい場合には、行政に相談してみるのも一つの手です。

 

③民間の支援機関や支援団体

・民間の支援機関

・家族会や当事者の会など

私達の就労移行支援もそうですが、診断を受けた後、前向きに歩くお手伝いをする場所は多くあります!仕事に復帰したい、仕事をうまく行かせたい、家庭や人間関係を良好にしたい、など、悩みに合わせて相談してみましょう。

 

 

⑤ おわりに

 

 

簡単に説明しましたが、こうした「特性」は見た目ではわからないため、周囲はつい「努力が足りない」「怠けているのではないか」と思ってしまいがちです。

しかし、本人が努力をしていても中々改善が難しかったりということがあり、だからこそ「障害」と位置づけられています。

また本人が診断を受けていない場合も多く、本人自身が苦しんでいることも多いのです。

本人も、周囲の人達も、状況がわかることで一緒に前向きに行動することが出来ます。

 

なんだか上手く行かないな、、、と思ったら、まずは医療機関に相談にいってみましょう。

また、最初にお伝えしましたが、発達障害は「脳機能の発達のアンバランスさ」が原因です。

それは、「特に苦手なものがある一方で、特に得意なものがある。」という場合も多くあるということです。

障害の有無に関係なく、できないことだけではなく、自分の得意なことに目を向けて、活躍できる場を探していくことはとても大事です。

本人のためにも、周囲の方々のためにも、このブログが、少しでも理解のお手伝いになればと思っています!

 
 
 

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